こんにちは、いろんな効率化が大好きなたぬ(@tanuhack)です!
スプレッドシートって他の人と共有して使うことが多いですよね。
他の人が作ったスプレッドシートを見て「こいつ仕事できなさそうやなー」と思うときは、だいたい数値や文字列のフォーマットがバラバラで共有されているときです。
初歩的すぎて怒る気力さえ無くなります。最低でもフォーマットくらいは礼儀として整えようね!
そんな問題をたちまち解決してくれるのが今回紹介するTEXT関数です。
目次
TEXT関数のおさらい
そのまんまなんですけど、値を自分で決めた任意の表示形式で表すことができます。
この関数をつかうことで、表示形式が整ったスプレッドシートを他人と共有できるようになるという訳です。
表示形式まとめ
仕事でよく使うものだけまとめています。
もっと知りたいという人は適宜ググってくださいね。
数値を変更する場合
0 | 数値の桁数が表示形式の0の桁数より少ない場合、表示形式の桁まで0が付加される TEXT("1","0000") =0001 |
---|---|
. | 数値に小数点を表示させる TEXT("100","0.0") =100.0 |
, | 数値に桁区切り記号を表示させる TEXT("1000000","0,0") =1,000,000 |
% | 数値を%にして表示させる TEXT("0.123","0.0%") =12.3% |
日付を変更する場合
YY | 西暦を2桁で表示させる TEXT("2018/1/1","YY") =18 |
---|---|
YYYY | 西暦を4桁で表示させる TEXT("2018/1/1","YYYY") =2018 |
M | 月を1桁で表示させる TEXT("2018/1/1","M") =1 |
MM | 月を2桁で表示させる TEXT("2018/1/1","MM") =01 |
D | 日を1桁で表示させる TEXT("2018/1/1","D") =1 |
DD | 日を2桁で表示させる TEXT("2018/1/1","DD") =01 |
DDD | 曜日を1桁で表示させる TEXT("2018/1/1","DDD") =月 |
DDDD | 曜日を表示させる TEXT("2018/1/1","DDDD") =月曜日 |
時刻を変更する場合
H | 数値を時で表示させる TEXT("9:05:02","H") =9 |
---|---|
HH | 数値を時(2桁)で表示させる TEXT("9:05:02","HH") =09 |
[H] | 24時を越えた数値を時で表示させる TEXT("26:00:00","[H]") =26 |
M | 数値を分で表示させる TEXT("9:05:02","M") =5 |
MM | 数値を分(2桁)で表示させる TEXT("9:05:02","MM") =05 |
S | 数値を秒で表示させる TEXT("9:05:02","S") =2 |
SS | 数値を秒(2桁)で表示させる TEXT("9:05:02","SS") =02 |
仕事で使えるTEXT関数の具体例3選
日時から曜日を取得する
日付データの横の列などに曜日を表示させたいときってありませんか?
そんなときは次の表示形式を使って下さい。
=木
日付を計算する
突然ですが、日付データの『13:00』と『12:00』を足すといくつになると思いますか?
…
25:00!
残念!違います。実はこれ、日付の合計が『24:00』を超えるとその超過分が表示されてしまうんですよ。
なので、今回の場合は『1:00』と表示されます。
従業員の月の合計勤務時間を出すときなどにおちいりがち。
=25:00
数字の先頭に0を付ける(ゼロ埋め)
スプレッドシートやエクセルのおせっかい機能の1つ『先頭の0が消える問題』
『0001』とナンバリングしたいときや、電話番号を入力したいときに使うことが出来ます。
=0001
=090XXXXXXXX
数値の桁数が表示形式の0の桁数より少ない場合、表示形式の桁まで0が付加されます!
さいごに
TEXT関数を使うと数値や文字列の表示を任意の形式で整えることができます。
とくにスプレッドシートは人と共有することが多いので『見やすい、分かりやすい』を重視してシートを作りましょうね。
こんな簡単なことをしてなかったが故に『スプレッドシートもロクに使えないやつ』とレッテルを貼られてしまうのはもったいない!!
今日からはじめよう!