【知ってると便利】重複データを削除するスプレッドシートのUNIQUE関数の紹介

こんにちは、たぬ(@tanuhack)です!

「重複したテーブルから一意なテーブルをつくりたい」

Excelではちょっと面倒なことが、スプレッドシートでは関数を使えば一瞬で解決すること出来ます。

unique1

今回紹介するスプレッドシートの独自のUNIQUE関数は、そんなあなたの願いを叶えてくれます。

何が凄いのかっていうと、元のテーブルをいじったとしても、リアルタイムで修正してくれるんですよ!!!

unique2
リアルタイムで重複削除

関数の使い方はとっても簡単なので、ぜひこの記事をきっかけに覚えて帰って下さいね(^o^)

UNIQUE関数の使い方

重複する行を破棄して、指定したソース範囲内の一意の行を返します。行はソース範囲内の先頭から順に返されます。

構文
=UNIQUE(範囲)

UNIQUE関数の中に入力した範囲で一意な行だけを残して、重複している行は全て削除されます。

ね!とっても簡単だったでしょう。

ただ、これだけだと面白くないので、UNIQUE関数を使った仕事で即使えるテクニックを紹介します。

重複している行だけ表示する

unique3

UNIQUE関数だけでは、重複していない行も表示されてしまいますよね。

「重複している一意の行だけを知りたい」

具体的にどういうことかと言うと、重複して何回も注文してくる迷惑なやつだけ炙りだせたり、似たようなデータ同士を比べて重複しているデータだけを表示させたりと、普段の業務に役立つであろうことができます。

重複している行だけ表示させる手順
  1. UNIQUE関数で一意の行を表示する
  2. COUNTIF関数で元の表で使われた回数をカウントする
  3. FLITER関数でカウントが2以上のものを表示させる

UNIQUE関数で一意の行を表示する

unique

ここまでは、さっきと同じなので詳細は割愛しますね。

COUNTIF関数で元の表で使われた回数をカウントする

unique4-1

ドラッグ&ドロップで関数をコピーしても大丈夫ですが、テーブルの行数が数千とか数万単位だった場合、表示速度がゲロ重くなるので、ARRAYFORMULA関数を使って高速化させましょう

unique4-2

せっかくスプレッドシート使ってるんだし、スプレッドシートのオリジナル関数をバンバン使って、仕事の効率化に充てたいですね(^o^)

スプレッドシートの『ARRAYFORMULA』関数を使って表示速度を高速化させよう!

FLITER関数でカウントが2以上のものを表示させる

最後のステップです。

今回の目的は、『重複してる行だけが知りたい』ので、重複が2以上なものを表示させれば良いですね!

リアルタイムでフィルタリング出来る関数と言えば…?

そう、スプレッドシート独自の関数の1つである『FILTER関数』です。

UNIQUE関数で表示される行を指定して、条件のところで2以上を指定してあげれば良いという訳ですね。

unique5

これで、UNIQUE関数とCOUNTIF関数と、FILTER関数を組み合わせて、『重複している一意の行だけ』を絞り込むことが出来ました♪

このテクニックも結構使うことが多いので、あたまの片隅でも置いておいて、いざ使うときに思い出して使えるようになってくれたら嬉しいです。

まとめ

今回は、スプレッドシート独自のUNIQUE関数紹介させていただきました。

UNIQUE関数だけだと、選択したセルのすべての一意の行を表示してくれます。

しかし、実際に業務を行うにあたっては、2つのデータを見比べて、重複したデータだけ知りたいなんてこと結構あると思うんですよね。

1つ1つ目視でチェックする暇があったら、関数を組み合わせてラクできないか考えられる力を鍛える方がきっと仕事の生産性を上げてくれるに違いありません。

特にスプレッドシートのオリジナル関数は、オンラインである特長を最大限に活かした時間短縮が捗るものばかりです。

これを機に、UNIQUEやFILTER関数以外にも、便利なスプレッドシートのオリジナル関数を知ってもらえたらなと思います。

知っていたらドヤれる!スプレッドシート独自の関数を10個まとめてみた