『名作ボードゲーム』カタンの紹介。子供から大人まで楽しめる!

こんにちは、たぬ(@tanuhack)です!

カタンは1995年にドイツで生まれ、以来世界中で何百万人もの人々を虜にしている究極のボードゲームです。累計販売個数は2000万個を超え、未だに人気は衰えていません!むしろ近年のボードゲームブームがあいまって、人気上昇傾向にもあります!

特にオススメなのが、大学生や社会人の方々です!

僕は社会人になってからカタンのことを知りました。お酒とつまみをちびちび食べながら、友達や会社の同僚とよくカタンオールをしています。大学生の頃にカタンのこと知ってなくて本当に良かったーと常々思います。

[voice icon="https://tanuhack.com/wp-content/uploads/2016/07/pf.jpg" name="たぬ" type="l"]きっと毎日やって単位落としまくって、大学卒業できなかっただろうな〜w[/voice]

ボードゲームをやったことがない人も、1回でもやらせるとたちまちハマります。というか僕の周りでカタンが面白くないと言った人をみたことがありません!友達みんなで盛り上がれること間違いなしです。

あ、あと麻雀が好きな人は絶対ハマります!(笑)

本体価格も2,800円と非常に安価で、僕は通算500回以上くらいカタンで遊んでるので、コスパ半端ないです。たった2,800円で友達みんなでワイワイ出来て、大切に扱えば一生遊べるので、カタンで遊んだことない人は本当に人生損しているなあと思います。

カタンは簡単なルールにも関わらず、子供から大人まで時間を忘れて楽しめるボードゲームです。今回はそんなカタンが、世界中を虜にしている不朽の名作たる所以を余すことなく紹介していきます!

基本情報

人数 3〜4人
プレイ時間 40分〜80分
ルールを覚える時間 10分〜15分
価格 2,800円
運要素が多い ★★★★☆☆☆☆☆☆
戦略的に進める ★★★★★★☆☆☆☆
面白いか ★★★★★★★★★★
友人同士で ★★★★★★★★★★
子供におすすめ ★★★★★★★★★☆
初対面同士で ★★★★★★★★★★
総合点 ★★★★★★★★★★

カタンが世界中で選ばれ続けている4つの理由

カタンが世界中で選ばれ続けている理由を4つにまとめてみました!

ゲームごとに変化するマップ

タイルを組み替えることで、ゲーム毎にフィールドが変わり、毎回違うマップでゲームを楽しむことができます。その組み合わせは、なんと2兆9000億通り以上!

同じ種類の地形タイルが固まることもあれば、まんべんなく全体に行きわたることもあります。何度遊んでも飽きがきません!

運と戦術のバランスがとれている

サイコロを振るゲームなので幸運に恵まれれば、ルールを覚えたての初心者や子供でも勝つことが出来ます。1回でもカタンをプレイすれば、初心者や子供でも経験者と同じ土俵で遊べることも魅力的です。

しかし、「しょせん運ゲーかよ、クソかよ!」と嘆く必要はありません。

頭を使う部分が頻繁に出てくるため、運だけでは勝つことは難しいのです。「運40%、戦術60%」といった具合で、かなりバランスの取れたゲームに仕上がっています!

幅広い戦略や戦術

カタンの勝敗は点数で決まり、先に10点を取った人がカタンの支配者になります。

10点を他のプレイヤーより、いかに早く集めるか。その方法はたくさんあり、状況に応じて戦術を考えないといけません。常に変化していくフィールドを見渡して、『10点を集めるために自分が何をすべきか』や『他の人はどういう勝ち筋を考えているんだろう』と予測することを絶え間なく行う必要があります。これが本当にやみつきになります(*^^*)

ゲーム毎に多彩な戦略や戦術があり、非常に奥深いので飽きることがなく、何度でもカタンをプレイしたくなります。

カタンでは、豊かな人生を過ごすために欠かせない『先を見通し、逆算して叶える力』が鍛えられ、学校や会社といった現実生活でも活かされるハズです!

交渉で資源をトレード

カタンは5つの資源があり、必ず『何かの資源が足りない』という状況が生じます。うまく交渉が成立すれば、足りない資源を交換することができます。このとき駆け引きや会話が生まれ、みんなでワイワイ会話が弾むこと間違いなしです。これはボードゲームでしか味わえない醍醐味です。

自分が一方的に有利な条件を提示しても誰も交渉には応じてくれません。Win-Winの交渉を持ちかけることが不可欠になってきます。カタンを通じて『相手に納得してもらえる交渉力』が鍛えられ、人生が捗ること間違いありません!

ゲームを始める準備

準備はとても簡単です。最初からいい感じに収納してあるので、ササっと準備を終わらすことができます。

ゲーム番の作成

6枚の海フレームと19枚の地形タイルを組み合わせて、『フィールド』を作ります。

フィールドが出来たら、『数字チップ』を各地形タイルの上に並べます。

カードとコマを用意

各プレイヤーは、自分のコマの色を決めます。『赤・白・黄・青』の4色あり、色によって有利不利はないので好きな色を選んで大丈夫です。

各プレイヤーは『建設コスト表』を1枚ずつ手元に置きます。慣れてる人は要らないかも。

資源カード5種類(木材・レンガ・鉱石・小麦・羊毛)と、発展カード(右上)になるので、揃えておきましょう。発展カードはシャッフルして裏向けておいて下さい。

最後に、ボーナスカードをみんなの見えるところにカッコよく飾って下さい。

開拓地の初期配置

各自が最初のコマを置きます。ダイスやじゃんけんなどして1番手のプレイヤーを決めます。

白が1番手になりました。マップを見渡して良さげな場所に置きます。カタンは初期配置がめちゃめちゃ大事で、場所次第では今後のゲーム展開が大きく変わってきます!じっくり考えてみてください。

鉱石が不足しそうなので、鉱石を取りに行きました。

『白→赤→黄→青』の順番で1回目の初期配置が終了しました。次の2回目の配置は逆で『青→黄→赤→白』の順で置きます。このとき2つ目に置いた周辺の資源を受け取ります。

白のプレイヤーは、2回目の配置でレンガ、小麦、鉱石が取れる場所に置いたので、レンガ、小麦、鉱石を受け取ります。

マップの絵柄に応じてこんな感じで資源をもらえます。

カタンであと一歩勝てない人へ。初期配置で決まる2つの戦略・戦術論

ゲームの勝利条件

自分のターンに合計10点以上になった人が「勝ったよ」と勝利宣言すると、その人の勝ちとなります。

注意
勝利宣言は自分のターンでしかできません。他の人のターンで自分のポイントが10ポイント以上になっていたと気づいても、自分のターンまで待たなければいけません。

ターンの流れ

サイコロを振る

自分の手番が回ってきたら、まず初めに2つのサイコロを同時に振ります。そしてサイコロ2つの出目の合計に従って行動します。

7以外が出た時

白のプレイヤーが8の目が出しました。

出目を合計した数字と同じ数字チップが置かれた場所から資源が産出されます。土地さえ面していれば相手も資源をもらうことができます。

[voice icon="https://tanuhack.com/wp-content/uploads/2016/07/pf.jpg" name="たぬ" type="l"]土地が面しているということは、開拓地や都市が建っているということです。[/voice]

そして、サイコロで出た目の土地に面して開拓地がある全プレイヤーは、その土地の資源を1枚山札から手に入れることが出来ます。

白のプレイヤーは『木材』を1枚受け取り、青と黄のプレイヤーは『小麦』を1枚ずつ受け取ります。

7が出た時

ダイスの合計が7の場合は、盗賊が動きます。

この黒いのが盗賊です

この時点で、手札の資源カードが8枚以上ある人は全員、資源を半分選択して(奇数切り捨て)捨てなければなりません。例えば手札が9枚であれば4枚捨てるといった具合です。これを「バーストした」と言います。

その後、7を出した人が盗賊を好きな土地に移動させます。このとき、盗賊は必ず動かさなければなりません。盗賊が移動した土地に面して開拓地や都市がある人(複数いる場合は1人選ぶ)から資源を1枚ランダムで奪い、手札に加えます。

さらに盗賊がいるマップでは、ダイスの目が出ても資源を受け取ることができません。

catan-strategy1-2

動かす方法は2種類あります。1つ目がサイコロで7を出すこと。2つ目が発展カードの騎士カード(後述)を使うことです。

そして、建設や交渉、港の利用などのアクションフェイズに移ります。

建設(アクション)

建設アクションでは、以下の4つのことを行うことが出来ます。

  • 街道を建てる
  • 開拓地を建てる
  • 都市にグレードアップさせる
  • 発展カードを購入する

街道を建てる

街道は、木材とレンガを1枚ずつ使って建設します。

1つの道には1つの街道しか建てることは出来ず、自分の街道や開拓地、都市につなげて置きます。

道の長さが一筆書きで5本以上になったら、最長交易路(※後述)のボーナスカードを受け取り、持っている間は2点加点されます。

開拓地を建てる

開拓地は、木材とレンガ、小麦、羊毛をそれぞれ1枚ずつ使って建設します。

すでに開拓地や都市がある交差点と隣り合うところには建てることはできません。開拓地を作ると、その周囲の土地から資源を取れたり、周囲の港(※後述)を利用することができるようになります。開拓地は1つにつき1ポイントになります。

注意
開拓地は開拓地は5つまでしか置けません。それ以上作るためには開拓地を都市(※後述)へと成長させ、開拓地を手元に戻さなければなりません

都市にグレードアップさせる

鉱石3枚と小麦2枚を使って、開拓地を都市にグレードアップすることができます。

自分の開拓地のコマを手元に戻して、同じところに都市を置きます

都市にすると得られる資源が2倍(2枚)になります。都市は1つにつき2ポイントです。

注意
開拓地の建設をすっ飛ばして、いきなり都市は建てられません

発展カードを購入する

catan-strategy2-5

小麦、羊毛、鉱石を1枚ずつ使って、発展カードを1枚引くことが出来ます。発展カードは他のプレイヤーから見られないように裏向きに伏せておきます。購入したカードは次のターンから使用することが出来ます。

発展カード内訳(全25枚5種類)

騎士カード(14枚) このカードを表にして公開すると、他の人の土地に盗賊を移動させることができます。さらに移動した土地に面して開拓しているプレイヤーの1人から資源を1枚奪います。
勝利点(5枚) 1ポイント
発見(2枚) このカードを表にして公開すると、山札から好きな資源を2枚獲得できます。
街道建設(2枚) このカードを表にして公開すると、資源を使わずに街道を2本建設できます。
独占(2枚) このカードを表にして公開すると指定した1種類の資源を全て、他のプレイヤー全員から回収できます。

発展カードの使用(アクション)

発展カードには、騎士・進歩・勝利点の3種類があります。自分のターンであればダイスを振る前を含めていつでも、発展カードを使うことが出来ます。ただし、1ターンで使える発展カードは1枚だけです。また、そのターンに購入した発展カードは使用できないので注意が必要です。

騎士カード*14枚

catan-strategy2-6

このカードを使用したプレイヤーは、まず好きな土地に盗賊を動かすことができます。さらに、盗賊が移動した土地に面して開拓地や都市がある人(複数いる場合は1人選ぶ)から資源を1枚ランダムで奪い、手札に加えます。

注意
一見、ダイスの合計が7の場合と同じ効果に見えますが、手札を半減する効果はありません。

そして使った騎士カードは自分の前に並べます。最初に騎士カードを3枚出した人は、最大騎士力(※後述)のボーナスカードを受け取り、持っている間は2点加点されます。

進歩カード

『街道建設』『発見』『独占』の3種類があります。このカードを使用すると、カードに書いてある効果を発揮します。そして使った進歩カードも騎士カード同様に自分の前に並べます。

街道建設*2枚

catan-strategy2-8資源を消費せずに街道を2本建設することが出来ます。

発見*2枚

catan-strategy2-10山札から好きな資源を2枚手札に加えます

独占*2枚

catan-strategy2-9資源を1つ指定して、各プレイヤーの手札にあるその資源を全て自分の手札にすることができます。

勝利点カード*5枚

勝利点カードは購入した時点で1点となります。勝利点カードは基本的に伏せておいて、勝利点カードと合わせて自分が10点になったとき表にして公開します。勝利点カードは引いたターンに10点になった瞬間でも表に公開することができます。

【カタン】発展カードごとのオススメの戦略・戦術論

資源カードを交換する(アクション)

カタンは5つの資源があり、必ず『何かの資源が足りない』という状況が生じます。足りない資源を手に入れるために、自分の手札の資源と他の人の資源を交換することができます。条件が合う限り1ターンに何回でも行なえます。

他プレイヤーとの交渉

交渉はどのプレイヤーにも求めることができます。どの資源が欲しくて、代わりにどの資源が出せるかを提案し、他の人と交渉してカードを交換します。交換の枚数は自由で、1:1交換や1:2交換などをしても大丈夫です。ただし、贈与はできません。

交渉はカタンの肝であり、醍醐味でもあります。等価交換を求めるも良し、2:1で交換するも良し。あなたの話術や交渉力が試されます。

他の人がそのターンのプレイヤーに交換の条件を提案して交換することもできます。

注意
自分のターンでない人同士では交換できません

銀行・港の利用

銀行

誰も交渉に応じてくれなかった悲しいときは、同じ資源4枚と、山札の好きな資源1枚を交換することができます。ただし、これは非常にもったいない交換のやり方なので、頑張って他の人から交換してもらえるように頑張って交渉してみましょう。

港のある交差点に開拓地や都市を持っていれば、もっとお得な交換をすることができます。

3:1の港(一般港)

3:1港では、同じ資源3枚と山札の好きな資源1枚を交換することができます。

「1枚減っただけじゃ...」と思われるかもですが、カタンは、たかが1枚も命取りになるのです。

2:1の港(専門港)

写真は麦港。麦2枚と好きな資源が交換できます。

2:1港では港に書かれたイラスト2枚を好きな資源1枚に交換することができます。

注意
3:1港や2:1港での交換は自分のターンでのみ行えます

最大騎士力と最長交易路

ボーナスカードと呼ばれるものが2枚あり、それぞれ持っている間、2点加点されます。

最大騎士力

通称:騎士王(アーミー賞)

3枚以上騎士カードを使った人に送られる騎士王の称号。所持しているだけで2点加点されます。ただし、最大騎士力を持っている人より多くの騎士カードを出した人は、この最大騎士力を奪います。

最長交易路

通称:道王(ロンゲスト)

1筆書きで5本以上の街道を繋げた人に送られる道王の称号。所持しているだけで2点加点されます。ただし、最長交易路を持っている人より長い街道を伸ばした人は、この最長交易路を奪います。

さいごに

カタンは、『知恵・運・交渉・予測』の4つの要素がバランスよく含まれています。企業経営をプチ体験しているような感覚です。

ゲーム中に他者とのコミュニケーションが多いゲームでもあるので、初対面の人同士だったり、知り合って間もない人同士でもワイワイ楽しめます!

[voice icon="https://tanuhack.com/wp-content/uploads/2016/07/pf.jpg" name="たぬ" type="l"]特に定期試験控えている大学生が知ったら、確実に単位落とすくらいどっぷりハマってしまいそう...(笑)[/voice]

カタンは発売されて20年以上経つゲームですが、ゲームとしての完成度は今も色褪せません!60種類以上ボードゲームをしてきましたが、胸を張って1番オススメできるボードゲームです!

みなさんも次の日に迷惑かけない程度に夜更かししてカタンを楽しんでみて下さい!

紹介動画もあります。