貴族タイル不使用、勝利条件変更!?『宝石の煌めき:拡張(都市)』の紹介。勝てる戦略や考察も!

こんにちは、ボードゲームジャンキーのたぬ(@tanuhack)です!

宝石の煌めきの拡張には、4つの独立した拡張が入っています。

えっ、1個で4種類のゲームが楽しめる!?『宝石の煌めき:拡張(都市)』の紹介

今回は、上の記事であまり触れなかった『都市』の詳細・戦略・考察を惜しみなく繰り広げていこうと思います!

特に『戦略編』は必見です!

中々ゲームに勝てない人も今回紹介するセオリーさえ守ってもらえば、大体勝てるようになると思います。乞うご期待!

注意
今回の記事は、基本である『宝石の煌めき』を遊んだことがない人にとって、訳が分からないと思います。

この記事を読んで、何回か基本編を遊んでから読まれることを推奨します!

『宝石の煌めき』きれいな宝石を買い集める拡大再生産ゲーム

世界観

ブリージュ、リヨン、リスボン、セヴィル、ヴェニス、フィレンツェ、ピサ

どの都市も宝石細工師による独自の素晴らしい作品を、そして気前のよい金払いを求めている。だが、君はこの贅沢な需要を満たすことができるだろうか?

この拡張を最初にプレイすることを推奨します。これはゲームの勝利条件を変更し、プレイヤー間の競争を激しくします。

準備

splendor-city-2

この拡張では、貴族タイルを使いません。

代わりに全部で7枚ある都市タイル(両面印刷)をシャッフルして、そのうち3枚をランダムにいずれかの面を表にして並べます。

両面印刷されているので、全部で『14C3』。高校数学で習いましたね。つまり、(14*13*12)/(3*2*1)。一見364通りも遊べるように見えますよね。

しかし、よく考えてみると両面コピーなので、実際は『(14*12*10)/(3*2*1)』なので、280通り遊ぶことができます!(笑)

計算間違ってたらすみませんw

追加ルール

ターン終了時、都市タイルの条件を満たしている場合、自動的にその内1枚を獲得します。

MEMO
複数の都市タイルの条件を満たしている場合、それらのうち1枚だけを選ぶことができます。

もしそんな場面に出くわした際は、他の人が取れそうな都市タイルを取って、取れなさそうな都市タイルを場に残しましょう。(※理由は後述)

ゲームの終了条件

いずれかのプレイヤーが都市タイルを取ったら、ターンの最後の手番の人までゲームを進めます。

そのラウンド終了時、都市タイルを持っている人が1人だった場合、その人がゲームに勝利します。

MEMO
都市タイルを取っている人が複数いる場合、その中で獲得している威信ポイントが最も高い人が勝利します。

基本的に都市タイルを取れば勝ちなので、都市タイルを複数取れる場合は、誰かが取れそうな都市タイルを取りましょう。

まあ、同時に都市タイルの条件を満たしていることってあんまり無いんですけどね(笑)

オススメの戦略

まず第一に意識しなければならないことがあります。

それは、15点獲得するだけでは勝てないということです。

都市タイルの獲得こそがあなたをゲームの勝利へと導いてくれるのです。

とにかくキープしまくろう

この拡張では、めっちゃ重要な宝石カードとそうでないものの差が激しくなってきます。目当ての宝石カードが出た瞬間、購入ではなくキープしましょう。ゴールドトークンが獲得できなくてもです。

なぜ購入ではないかと言うと、他プレイヤーから目を付けられるからです。

ゲーム終盤に差し掛かって、「あいつは、あと1枚あの宝石を取るとヤバい」

こんな感じで徹底的にマークされます。

キープしたものを買ってゲームエンドさせる

この拡張は、みんなが欲しい宝石カードが固まるので、ゲーム終盤には場が硬直しやすいです。

ルビーの需要が無さすぎる

目的の都市タイルの数字分の点数を集めて「あの色の宝石カード無いから点数あっても勝てないわー」とかテキトーなことを言って、まず他のプレイヤーからマークされないように安心させましょう。

そして、あらかじめキープしておいた宝石カードを購入してゲームエンドに持ち込まさせよう!

MEMO
この時、最後に購入するカードは点数が3点以上のカードの方が奇襲性があって、この作戦は成功しやすいです

ちょうど13点になって、都市タイルの獲得条件も満たしています。

大体このやり方で勝てます。

戦略のまとめ

この拡張では、15点集めるだけでは勝てません。都市タイルの獲得こそがあなたを勝利へと導いてくれます。

都市タイルの獲得条件の影響で、ある特定の宝石カードの需要がとてつもなく跳ね上がります。

そこで、他プレイヤーから目を付けられないようにするために、購入ではなく、どんどんキープしましょう。

「僕はぜんぜん勝ちには遠いから大丈夫だよ」みたいな空気を出して他プレイヤーを安心させて、目的の点数まで集めます。

そして、伏せておいた点数付きのゲームの鍵となる宝石カードを購入して、ゲームエンドへと持ち込まさせましょう!

勝手にレビュー

人数 2〜4人
時間 30〜40分
対象年齢 10歳以上
戦略が必要か ★★★★☆
運が必要か ★★☆☆☆
盛り上がり度 じっくり考える
先行有利? ゲーム序盤だけ先行有利
オススメのシチュエーション ①友達と②年齢の近い人と③考えるのが好きな人達と
総合評価 A
コメント 貴族タイルがなくなって、ゲーム毎にある特定の宝石カードのレートが高くなる傾向が。基本編より宝石カードの争奪が激しくなります。