カタンであと一歩勝てない人へ。初期配置で決まる2つの戦略・戦術論

こんにちは、たぬ(@tanuhack)です!

先日『カタンで20連勝した僕が絶対にしない、たった4つの戦略・戦術論』というテーマで記事を書きました。

カタンで20連勝した僕が絶対にしない、たった4つの戦略・戦術論

すると、「カタンでいつも7、8点どまりで、あと一歩のところで中々勝てません。どうすればいいですか?」と言った内容のメッセージをくれた方が数人いたので、今回改めて記事にすることにしました!

そこで今回は、少しでもカタンの勝率を上げるために僕が意識していること惜しみなく紹介します!それではどうぞ。

MEMO
カタンって何?って方はこちらの記事をどうぞ
『名作ボードゲーム』カタンの紹介。子供から大人まで楽しめる!

まず初めに。

先に、本題とはちょっと違う2つの意識していることを書いています。それを見たあとに本題を紹介したほうが、頭にすんなり入るかなと思ってそんな構成にしてます。あしからず。

カタンで大切にしている2つの意識
  1. 騎士王(アーミー賞)と道王(ロンゲスト)の大切さ
  2. 同じ7〜8点でも勝ちを狙いやすいものと、そうでないものがある

騎士王(アーミー賞)と道王(ロンゲスト)の大切さ

catan-strategy3-1

7〜8点止まりの人は総じて、『騎士王(アーミー賞)』もしくは『道王(ロンゲスト)』を持っていません。誰よりも早く10点になるためには、2点分の騎士王(アーミー賞)と道王(ロンゲスト)は、是が非でも欲しいです。カタンで勝てない人は、まずこのどっちかを絶対取りに行くようにしてみましょう

同じ7〜8点でも勝ちを狙いやすいものと、そうでないものがある

カタンでは勝利に近い7〜8点と勝利に遠い7〜8点が存在します。どういうことかと言うと、前者は騎士王(アーミー賞)と道王(ロンゲスト)を持っていない状態で7点あったり、開拓地を建てたり、開拓地を都市に変えたりとまだまだ色んな動きができる状態のことを指しています。

一方後者は、騎士王(アーミー賞)と道王(ロンゲスト)を持っている状態で7点あったり、開拓地を建てたり、開拓地を都市に変えたりともう色んな動きはできない状態のことを指しています。

こうなると絶望的で、他プレイヤーに「高得点だから」という理由だけで妨害されることも多々あります。しかも新しく開拓地や都市を建てることが厳しいので、ハマったら中々抜け出せず勝利はほぼ無理しょう。

前者のようになるためには、これから紹介する本題の戦略・戦術論が役に立ちます。

カタンで10点集めるためのビジョンを知る

カタンは10点を集めるゲームなので、「どうやったら10点になるか」という道筋が、そもそも頭の中で描けていないと、資源はあるけど何をすればいいか分からなくなってしまいます。

さっそく、カタンで10点手に入れる方法を書き出してました。

  • 『騎士王(アーミー賞)+都市3+勝利点2』 OR 『騎士王(アーミー賞)+都市3+開拓地1+勝利点1』
  • 『道王(ロンゲスト)+都市3+開拓地2』 OR 『道王(ロンゲスト)+都市2+開拓地4』

『騎士王(アーミー賞)+都市3+勝利点2』 OR 『騎士王(アーミー賞)+都市3+開拓地1+勝利点1』を狙う場合

catan-strategy3-3『騎士王(アーミー賞)+都市3+勝利点2』

catan-strategy3-2『騎士王(アーミー賞)+都市3+開拓地1+勝利点1』

初期配置を置く手順が1番手か2番手のときは積極的に狙っていきましょう。1回目の初期配置では、出目が『5,6,8,9』の鉄と麦を一緒にとれる土地を優先的に取りに行きます。

catan-strategy3-4こんな感じのマップをおさえる

そして2回目の配置では、出目が『5,6,8,9』の羊は確定で取って、『3,4,5,6,8,9,10,11』の鉄か麦(優先は鉄)を絡めて、木かレンガ(優先はレンガ)を取れるといい感じです。レンガを優先的に取る理由は、マップ数が3枚しかないので枯渇しやすく、良いレートで交換をしてもらえる可能性があるからです。

catan-strategy3-52回目は羊を絡めてこんな感じ

このセオリーを守って配置すると、『5,6,8,9』の鉄と麦と羊を安定して取ることができます。発展カードを引くのは、最低1つ以上の開拓地を都市に変えてからにしましょう。都市にしないで、カードだけ引きまくっても生産力は一向に改善しません。ずっと盗賊が自分のマップに居て、やむを得ないとき以外は都市にしないでカードを引くことはオススメしないです。

都市が2〜3個できたら、積極的に発展カードを引いて行きましょう。ここで引けると嬉しいカードは『騎士』と『勝利点カード』です。発展カードは全部で25枚あって、そのうちの14枚が『騎士』で5枚が『勝利点カード』です。

【カタン】発展カードごとのオススメの戦略・戦術論

5枚くらい発展カードを引いたら、だいたい『騎士』が3枚、『勝利点カード』が1枚くらい手元に来ているハズです。状況に応じて発展カードを使っていきましょう。

『騎士』を使って、盗賊を動かす際のオススメの場所は、自分の次に騎士王(アーミ賞)を取るであろう人の鉄か麦に置くことです。この戦術では、自分の他に盗賊を動かせる人がやっかいなので、発展カードが引けないように鉄か麦に盗賊を置いて、妨害しましょう。この妨害こそ「騎士王は基本的に奪われない」と言われている所以です。

運が良く発展カードで『街道建設』を引けた場合は、騎士王(アーミー賞)と道王(ロンゲスト)を同時に取って、即座にゲームエンドなんてこともよくあります。比較的に安定した戦術なので、試してみて下さい。

MEMO
おさらい

  • 騎士王(アーミー賞)は絶対取る
  • 初期配置では、出目が『5,6,8,9』の鉄と麦は絶対取る
  • 盗賊は、自分の次に騎士王(アーミ賞)を取るであろう人の鉄か麦に置く

『道王(ロンゲスト)+都市3+開拓地2』 OR 『道王(ロンゲスト)+都市2+開拓地4』を狙う場合

catan-strategy3-6『道王(ロンゲスト)+都市3+開拓地2』

catan-strategy3-7『道王(ロンゲスト)+都市2+開拓地4』

この戦術は圧倒的な生産力で、道王(ロンゲスト)を狙います。初期配置を置く順番が3番手、4番手のときは積極的に狙っていきましょう。というか、1番手2番手の人に良い出目の鉄を取られている場合がほとんどなので、この戦術を取らざるを得ません。

「いい出目の鉄を取れなかった」と諦めるのは、まだ早いです。鉄がなくても、開拓地を都市にする方法はあります。それは3:1や2:1の貿易港を取って鉄を錬成していくことです。オススメは2:1港です。初期配置のときにマップの数字を見て、いい感じの2:1を見つけて、その素材が出やすいところを目指して開拓地を建てて行きましょう。

この戦術では道王(ロンゲスト)は欠かせません。しかし、他の人と張り合う必要はまったくありません。どういうことかと言うと、道王(ロンゲスト)の取り合いほど、無駄なことはないからです。道王(ロンゲスト)の取り合いは、騎士王(アーミー賞)狙いの人たちからして見てみると、お互いの戦力の削り合いなので好都合という訳なのです。

奪われた道王(ロンゲスト)を奪い返すときは、取り戻して10点になるときに限定しておきましょう。道王(ロンゲスト)を奪った人に「私は道王(ロンゲスト)を奪い返すつもりはありませんよ」という姿勢を見せておけば、安心してくれて余分な街道は伸ばされにくいです。なので、いざというときにサッと道王(ロンゲスト)を奪い返して、カタンの支配者になりましょう。

MEMO
おさらい

  • 道王(ロンゲスト)は絶対取る。
  • 3:1や2:1港を利用して開拓地を都市にする。
  • 道王(ロンゲスト)を奪われたときは、奪い返す素振りを見せない。奪い返すときは10点になるときに限定する。

まとめ

  • 騎士王(アーミー賞)もしくは道王(ロンゲスト)は絶対取る
  • 同じ7点でも勝利に近い7点とそうでない7点がある
  • 騎士王(アーミー賞)を狙う場合は、初期配置で出目が『5,6,8,9』の鉄と麦は絶対取る。盗賊は、自分の次に騎士王(アーミ賞)を取るであろう人の鉄か麦に置く。
  • 道王(ロンゲスト)を狙う場合は、3:1や2:1港を利用して開拓地を都市にする。道王(ロンゲスト)を奪い返すときは10点になるときに限定する。

知恵と運と交渉力を上手に活用して、カタンの支配者になりましょう!それでは、良いカタンライフを(^^)